FAN IDでロシアビザが免除に

日本人は通常ロシアに入国する際にビザが必須です。
しかし、コンフェデレーションズカップおよびワールドカップの観戦目的での入国の際にはビザが免除になる事が発表されています。
肝心のビザ免除の方法ですがFAN IDを登録し発行する必要があります。

FAN IDとは?

FAN IDは本人の写真や名前や個人情報が登録されているマイカードで文字通りサポーター本人の証明書の役割を果たします。
セキュリティの役割もあるためFAN IDを保持していないと、たとえチケットを持っていてもスタジアム内に入れません。おそらく転売防止策の一つとしても有効であると思います。
このFAN IDを申請すればコンフェデレーションズカップ、ワールドカップの開催期間中ロシアを訪問する際のビザが免除される事になります。
また、FAN IDがあると開催都市での公共交通機関が無料で使用可能になるようです。
さらに開催都市間の移動も無料になる事がアナウンスされています。
(ただしこちらは事前予約が必要なようです。予約方法等は発表され次第紹介したいと思います。)

FAN IDの申請、入手方法は?

コンフェデレーションズカップの開催都市であるモスクワ、サンクトペテルブルグ、ソチ、カザンの4都市では、すでにFAN IDを発給するセンターがオープンしています。
FAN IDはこの発給センターで登録するかポータルサイトで登録する事ができます。
現実的には、ロシア在住者以外はポータルサイトでの登録になりますね。
FAN IDの登録には観戦チケットを購入している必要があり購入後でないと登録できません。
(登録の際チケットのオーダー番号を記載する欄があります。)
登録は、試合ごとではなく1人1回すればよいとの事です。
(コンフェデレーションズカップとワールドカップのFAN IDは同一ではない為各々登録する必要があります。)
ポータルサイトにて必要事項を記入し登録した後、3日以内に審査が実施され問題ないと申請が承認されます。
FAN IDのカードは承認後発給センターで受け取る事ができます。
また、外国籍または無国籍者には希望によりメール便にて無料で送付する事が可能なようです。

普通にロシアビザを申請すると1万円近い費用がかかる為かなりお得な制度になりますね。
大会中であればロシア訪問時の制限事項も特にないようなので大会期間中にロシア旅行を考えている旅行者にとっても観戦の必要は生じますが有効に活用できる制度ではないでしょうか。
ブラジルワールドカップの際も観戦者はビザが免除になりましたしこういった制度は今後も続いてほしいです。